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イタリアとくれば、遺跡、高級ブランド品、歌劇、車、パスタ、サッカーなど、数多くのことを連想しますがとりわけワインについては、毎年フランス・スペインなどと生産量世界一の座をめぐって、しのぎをけずっています。そんなイタリアの北西部ピエモンテ州、特に「バローロ」という伝統的で高品質なワインを生産している「フォンタナフレッダ社」から、取締役営業部長であるロベルト・ブルーノ氏が来水されました。
イタリア料理とイタリアワインのマリアージュなら当たり前。せっかく日本に来たのだから、和食と伊ワインのハーモニーがいかにきれいに響くのかを検証せねばなるまい!
そこで調理長はじめ私達とう粋庵スタッフは、燃えました。「思いっきり日本っぽく、水戸ならではの会にしよう!」と。
お座敷でのワイン会、金屏風、大坪に生けられ紅葉したどうだんツツジ、お琴と尺八の調べ、照明をおとした座敷にゆれる行灯のあかり。また、秋の実りをふんだんに取り入れたお料理、常陸和牛を水戸納豆のソースで食べていただくなど、考えられる和の嗜好をふんだんに凝らしました。おかげさまで、お客様もブルーノ氏も、非日常的な和のしつらえとおもてなし料理にとても満足していただけたようでした。これで彼は、きっとかなりの親日家になったに違いないと私は確信しています。
お料理とワインの相性についても、多くの方に絶賛していただきました。例えば、サッパリとした秋茄子と和牛のあぶりにかけた柚子のジュレが、柑橘系の香りのガヴィーとよくあったり、焼き杉や味噌の香りがついたさわらの西京焼きが軽い樽香と蜂蜜香のあるシャルドネとぴったりでした。また、なめらかさの中にも複雑な香りと飲み口のバローロには、ジューシーで和牛の旨みたっぷりの網焼とワインに負けないような納豆を使った力強い味わいの和風ソースで召し上がっていただきました。
和食と伊ワインのマッチング、素晴らしいひととき、邦楽の調べにのせて感動した夕べとなりました。