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イタリアからの、現地リポートです。
大きなトラブルもなく、天候にも恵まれ、幸せなひとときでした。特に印象に残ったのは、フィレンツェ。ウフィッツィ美術館やサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂など、宗教と芸術が醸しだす長〜い時間と無常感にどっぷり浸ってきました。しばらく住んでみたい街です、フィレンツェ。
さて、そんなフィレンツェがあるトスカーナの白ワインをご紹介します。
『スーヴェラ 99 年』トスカーナ州ピサ地方のバッディア・ディ・モローナが造るシャルドネ種 100% の白。この蔵元のワインは、すごく美味しいので、ぜひ名前を覚えておいてください。
色は山吹色がかったゴールド。香り、味わいともに複雑で力強く、かつ嫌味のない万人受けするワインです。今回は 3 つのグラスで飲みましたので、それぞれの特徴を列挙しましょう。
まず一番左のグラスでは、熟成香が強く出ていて、生ハムを思わせる燻製香や生クリーム・ヴァニラ・バタートーストのニュアンス。中央のグラスでは、リンゴ・ミカンといった白や黄色のフルーツ香が優しく感じられ、右のグラスでは、口の中で風船が膨らむように味が伸びてきて、味の厚み・バランス感・心地よいミルキーな余韻が楽しめます。
カシューナッツや『コパン』という菓子(バタートースト味)、生ハムやチーズをたっぷり載せたピッツァなどがバッチリ合います。また、このワインは 2 日ほど経つと、バナナの皮の乾いた香りが出てきたりして美味しく飲めるのも特徴でしょう。とは言っても開けるとすぐ空けちゃいますけど……。ともあれ、イタリア最高!!ますますハマります!
日本ソムリエ協会認定ソムリエ 山元 隆