フラメンコ舞踊家の山口百合子さんとギタリスト稲津清一さんをお迎えしてのフラメンコ・ナイト。

おふたりとも東京からお招きした素晴らしい先生方でしたし、大きなステージショーとはまた違った趣をもつ、充実のひと時でした。 特にフラメンコファンにとっても、小さな空間で真近に舞踊のダイナミックさに触れ、ダンサーやギターリストの息使いを肌で感じ、 時間を共有する幸せは、またとない絶好の機会だったようです。本場スペインでは、地下の小さな薄暗い酒場で、ジプシーの踊りとして繰り広げられることが多いので、むしろ、私たちの様なパターンの方が自然で本場の空気に近いのかも知れません。
第一部 Dinner Time、第二部 Bar Time とも、先着限定30名様のみの贅沢な!?会でしたが、哀愁帯びたギターの音色はもちろん、カンテ(フラメンコの歌い手)がいないところを稲津清一さん自身が見事にカバーしていただき、一層の雰囲気を盛り上げてくれました。(通常ギターリストが歌うことはほとんどありません!)

この会の開催においては、水戸のフラメンコスタジオ「カサ・デ・アルテ」関貞子先生のお世話で、ご縁をつながせていただきましたが、スタジオ研究生の小松歩美さんと野沢千恵子さんも「ファンダンゴ・デ・ウェルバ」で共に華を添えていただきました。なお、山口百合子先生は、現在、スペイン舞踊界ではトップクラスの舞踊家でもある小林伴子フラメンコスペイン舞踊スタジオ「ラ・ダンサ」において講師を務められていますが、もちろん数々の大きな舞台で、自らも舞踊団員として、幅広くご活躍中でもあります。また、弾き出されるカスタネットパフォーマンスは、それだけをとっても技術性の高さを存分に感じさせるものでしたが、プロポーション抜群のしなやかな肢体から表現されるガロティンは、芸術そのものであり、お客様は小さな空間の眼の前で次々に展開される舞踊に、うっとりと、かつ、食い入るように眺めておられました。

素晴らしい空気を作ってくれたカサ・デ・アルテの関先生、山口百合子先生、稲津清一先生には本当にありがとうございました。また、是非、次の機会にも、よろしくお願い致します。ご参加いただきましたお客様におかれましても、私たち企画者側の思いを受け止めていただき、かつ積極的に楽しんでいただき、心より感謝申し上げます。
南米パラグアイの民族楽器であるハープを「アルパ」と呼びます。通常のグランドハープよりは、やや小型でサイズもいろいろ。

卓上にのせて演奏できるものもあるそうです。弦の数は34〜38本。ナイロン弦で、半音操作のレバーやペダルはなく、音色はとても軽やかで、演奏がリズミカルなところが特徴的です。演奏者のセシリア光子さんは、クラシックのピアニストとして、世界各地を巡っている間に、アルパと運命的な出逢いをされました。その後、ラテンハープの巨匠「オズワルド・ガオーナ」師のもとで長く師事され、唯一の後継者として人気喝采を浴び、世界的に認められるに至りました。その独創的な音色と美しいいでたちで、ヨーロッパ・中南米を中心としたコンサートやTV出演、フェスティバルの審査員等に多忙な日々を過ごされてきました。現在、日本に拠点を移し、演奏家としてだけにとどまらず作曲家・指導者としても活躍され、また20年に及ぶ海外生活での豊富な体験をもとに、新たに「異文化コニュニケーター」として、コンサートや講演会、コラボレーションイベントなど幅広い活動を展開されています。
パラグアイのすぐ北隣はブラジルなので、アルパという楽器が奏でる音楽は、明るく陽気でラテンのリズムに近いことは、誰もがきっと想像できることでしょう。しかし、音楽は奏者のパーソナリティーを色濃く反映させるものなので、彼女の天性のおおらかさが存分に生かされ、よりその音楽性を魅力的にしていると言っても過言ではないと思います。また、とう粋庵の『セシリアハープの会』では、世界各地をまわってきたからこその感性で、日本人の魂をゆすぶるような叙情的なメロディーも紡ぎだしてくれました。

二日間にわたっての晩餐会と昼食会でしたが、めずらしい楽器という事もあり、どちらもお客様が50名様を超える大盛況となりました。
「どういうご縁があって、こんな偉大な奏者を呼べたのですか?」とか「私の所属する団体でも、彼女を演奏家として呼びたい!」とか、多くの感嘆の声をいただきました。本当にありがとうございます。セシリア光子さんをお迎えしての、パーティーやコンサートを企画されたい方は、是非、代表上田までご一報ください。喜んで紹介させて頂きます。特に、セシリアさんのお話ぶりは、とても柔らかくほんわかと癒されますので、トークを入れながらのパーティーにはピッタリかと思います。よろしくお願い致します。